目地を拭く

目地を詰めて目地を拭く。
単純な作業なのに、これが奥が深い。
まだまだ、まだまだできません。

先日のこと、目地のふきあげを任されたトイレの個室2つ。
左右に並ぶトイレ個室は、同じタイルの色違い。

目地を詰めて拭き上げたときに、どの程度目地を掘るか(深くするか)、完全なルールはありません。
タイルの形、デザイン、大きさによって一番タイルが美しく見える目地の深さを、
タイル職人が現場で考えていることが多いです。
図面で目地幅3mmなど指定があることがあります。
(実際には図面通りにいかないことも多く、その場合目地幅3.2mmにしようなど職人が現場で決めています。)
ただ目地幅でなく目地の深さはほぼタイル職人が現場で考えています。
(レンガの施工などで、浅めにとか深めにとかの指定はあります。)
そして、目地の深さで、見た目はけっこう変わります。
格好よくなったり、可愛らしく素朴になったり、、etc。

さて、私が任されたトイレ2つの目地の深さは、気付くと左右の個室の目地が1つは深く、1つは浅くなってました。
どうしたものか?親方に相談すると、
トイレなら浅い目地の方が汚れがつきにくい、でもこのタイルなら深く掘った方が可愛い。と親方談。
目地の世界は奥深い、、、タイルを引き立てる女房、それこそが目地。
たかが目地。いや、されど目地。
本当に、難しいものです。

職人修行はどこまでも続きます。(記 : 吉永)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中